大分県北部集中豪雨 2012年7月3日 。14日
画像は中津市HPよりお借りしました。
2012年7月3日、14日に立て続けに耶馬渓が大きな水害にあいました。
耶馬渓を心から愛し、生涯にわたってその絵を描き続けた
雲僲は、どれだけ心を痛めたことでしょう。
耶馬渓のために何かがしたいと思いました。
自分のできることはないかと縁故をたどり、物資の援助を打診しました
しかし「物資なんて赤十字がくれる!!!」
何も言えませんでした。
しかし混乱の中だからこそ、それは本音だと思いました
そんなとき風の通るひんやりとしたあの耶馬渓風物館の園内を
思い出したのです。
唐突ですが、ヤマアジサイを植えよう!と
すぐには結果が出るわけではないけれど、夢は作れるかも!
紅葉と桜と若葉の季節以外に、もうひとつあじさいの季節にもお客様が来て下されば・・・すこしだけ被災した耶馬溪の復興のお手伝いにならないかしら?「あじさいを植えませんか」。
そんな突然な提案を温かく受け入れてくださった風物館のみなさんに感謝いたします。
雲僲の娘たちが送料などの経費を出してくれることになりました。彼女たちも豊かではありませんが、年金を少しずつためたお金からです。雲僲の娘の心意気です。
気持ちはつながるものです。この話に賛同してくださった愛知県の山アジサイ研究家の市川省三氏が70種類100株のアジサイの寄贈をしてくださることになりました。
わたしが考えた以上のあじさい園ができそうです。
各地にあじさいの名所と言われるところがありますが、1つの場所にそれだけの品種のヤマアジサイがあるところは少ないと思いますし、無事育てば、3年で見事になるでしょう。
今はたった100株でも耶馬渓風物館を起点にやがては地区全体に広がって、アジサイ散歩道やあじさいの里としても有名になってくれればと思います。
耶馬渓風物館館長から「雲僲展 よみがえれ耶馬の山容」というフレーズを提案いただきました。雲僲の絵とともに被災した耶馬溪も復興してほしい」という願いがこめられています。あじさいにも願いをこめました。